[misc]プロジェクトX「地上240m 世界最速エレベーターに挑む」

録り貯めていたプロジェクトXを観る。1か月分くらい観たのでかなりヘビー。サンシャイン60のエレベーターを建てる三菱電機の話が、戦後日本のキャッチアップ物語としては紋切型だけど面白かった。
「立てた10円玉が最上階まで倒れない」映像にはもちろん驚いた。しかし、試験運転担当が3年目(当時22歳)だったという事実には、考えさせられた。このジョブアサインを支える組織の体制(試験項目の体系化、方法論、代替方法の準備方法など)は、どんな歴史を経て形成されてきたのだろうか。世界中の学問と経験の蓄積であることは間違いないが、こうした失敗の蓄積は大部分のSI企業には決定的に足らない(自戒を込めている)。三菱全部が悪いわけじゃないからなー。

[misc]エレベーター開閉ボタンのユニバーサルデザイン

プロジェクトXに影響されて、三菱電機のサイトで、エレベーターに関するユニバーサルデザインの取り組みを読んでみた。昔からどうにかならないかと思っていた「『開く』と『閉める』のボタンの判別」に対する現時点での三菱の回答は「開くボタンを緑色にする」ことのようだ(http://www.mitsubishi-elevator.com/jp/html/technology/universal/elevator/s10.html)。そういえばたまに見かける。しかし緑色から「開く」ことを連想するのは、現状ではまだ隔たりがあるかもしれない。東芝は「開くボタンを大きめにして緑色の枠で囲む。平仮名のふりがな付き」方式を採っている模様。

自分なりの考えはこんな感じ。

  • 開くボタンを目立つ色で極大化して配置する
  • 閉じるボタンは離れた位置に小さく配置する
  • ひらく/しまる、OPEN/CLOSE のルビ付き

開閉それぞれのピクトグラムについて、分かりやすいものができれば一発なんだろうけど。一時期は閉じるボタンは不要と考えてたのだけれど、自分はよく使うし。あと、上下配置と左右配置はどっちが universal に分かりやすいのかな。

開閉ボタンは、今年の上半期にもWeb上で話題にのぼったらしい(参照:エレベータの開閉インタフェースアーカイヴ)。ふむふむ面白い。

はてなシュランのカテゴリ分け

はてなシュランまとめページは、地域→料理ジャンル→地名の順にカテゴライズされている。でもいざ探すときの優先度って、地名→料理ジャンルの順になることが圧倒的に多い。今の並び順は「眺める」ときのものであって、「探す」時のものじゃないなあと思いました。