[misc]プロジェクトX「地上240m 世界最速エレベーターに挑む」

録り貯めていたプロジェクトXを観る。1か月分くらい観たのでかなりヘビー。サンシャイン60のエレベーターを建てる三菱電機の話が、戦後日本のキャッチアップ物語としては紋切型だけど面白かった。
「立てた10円玉が最上階まで倒れない」映像にはもちろん驚いた。しかし、試験運転担当が3年目(当時22歳)だったという事実には、考えさせられた。このジョブアサインを支える組織の体制(試験項目の体系化、方法論、代替方法の準備方法など)は、どんな歴史を経て形成されてきたのだろうか。世界中の学問と経験の蓄積であることは間違いないが、こうした失敗の蓄積は大部分のSI企業には決定的に足らない(自戒を込めている)。三菱全部が悪いわけじゃないからなー。